Last modified: August 24, 2015

小澤徹 (おざわ とおる)

微分方程式を考える −数学は現象をいかに記述しているか−
サイエンス社の月刊誌『数理科学』に連載中の記事

第14回 非摂動論的方法に依る非線型発展方程式の解法(2015年8月31日提出,2016年2月号掲載)
特別な非線型構造を持つ非線型発展方程式に対して,非摂動論的方法が有効な場合が在る.従属変数としての波動場に対する特別な変換を用いる方法や,方程式のハミルトン構造に応じたコンパクト性を用いる方法が代表的である. 今回は,古典場の数学的研究に用いられる典型的な非摂動論的方法を紹介する.

14.1 線型偏微分方程式と変数変換
14.2 非線型偏微分方程式と変数変換
14.3 無限次元ハミルトン系の弱解の構成