Last modified: June 2, 2015

小澤徹 (おざわ とおる)

微分方程式を考える −数学は現象をいかに記述しているか−
サイエンス社の月刊誌『数理科学』に連載中の記事

第4回 常微分方程式の初期値問題の局所解(2014年5月20日提出,2014年11月号掲載)
常微分方程式の初期値問題の解の存在に就いて,時間変数に関し局所的な枠組で考える.解の存在を保障する数学的基礎概念として,完備性と点列コンパクト性に焦点を当てて議論する.

4.1 バナッハの不動点定理
4.2 常微分方程式の初期値問題 −完備性に基づく解法−
4.3 部分列と対角線論法
4.4 アスコリ・アルツェラの定理
4.5 常微分方程式の初期値問題 −点列コンパクト性に基づく解法−